資源循環型社会に導く菜の花エコプロジェクトの活動趣旨です。『INE OASA』(い〜ね!おおあさ)は、“甦れ!(よみがえれ)おおあさ”をメインテーマに 空き農地を利用した『資源循環型リサイクルのまち』づくりに取組んでいます。 その第一弾として空き農地を菜の花畑にする、それと共に、廃食油を回収し二酸化炭素(CO2) の排出の少ない軽油の代替燃料を作る、という2つのプロジェクトに取り組んでいます。
設立趣意書
本会の目的は、この大朝町の限りある自然を大切にし、 環境保全を訴え、実行することにより、地域住民の意識改革そして循環型社会の実現につながればと考えます。 これからの大朝町の将来、また日本の将来を危惧する中で、このようなプロジェクトを推進し ていくことにより、住民活力の増進・後継者の育成・人口の増加・需要の拡大など、 様々な効果が考えられます。そんな町に生まれ、そんな町で育ち、そんな町で生活する喜びを全ての人に 感じられる、そんな町にしていきたいと思います。
それらは、決して与えられるものではなく、我々一人ひとりが欲するものではないかと思います。 他人任せにせず、我々の力でプロジェクトの実現に向け、一歩一歩進んで行きたいと思います。 そのために我々は、様々な組織や団体のしがらみを超えて、勇気と知恵を出し、持てる力を思う存分発揮し、 大朝の将来を担う子供たちのために、素晴らしい環境を残していきたいと思います。
本会の運営は、我々のわずかなお金と、このプロジェクトを応援してくださる人や団体の ご支援をいただいて運営していきます。そして、今後はNPO(特定非営利活動団体)法人の設立を目指します。 そのため、本会の規約はNPO法人の定款に沿って運営していきます。
この“菜の花プロジェクト”との出会いを
お話しさせて頂こうと思います。
畳、室内装飾を始めて40年になりますが、今までに味わったことのない大変な時代になってきました。 日々仕事をさせて頂く度に、溜まっていく古畳・内装材の廃材を見ながら、何か解決策はないものだろうか? と考えていました。 町外の友人から環境ビジネスに取り組んでいることを聞き、いっしょにリサイクル商品の販売・企画に携わるようになり、仙台・東京・名古屋・岐阜・ 大阪・北九州 といろいろ各地を廻って行く中で、滋賀県のある会社に訪問する途中、愛東町(あいとうちょう)を通過する際に 『この愛東町の公用車はてんぷら油で動いているんですよ』と聞いたのが、この“菜の花プロジェクト” との出会いでした。 この“菜の花プロジェクト”に興味を持ち、何度となくこの滋賀県愛東町に足を運び、教えて頂く中で循環型社会・この菜の花プロジェクト の奥の深さに感動しました。これからの中山間地域の問題として、取り組むべき要素が多分にあると確信し、大朝町の未来の子供・孫たちの為にも、 私たちが自然環境を守らなくてはならないと思い立ち上がろうと決意しました。皆様のご理解を頂き、ご協力ご支援をお願いします。
理事長 保田哲博